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なぜか猫が15匹もいます(1匹は空へ旅立ちました)。猫、ときどき、独り言のブログです。


by ねこまる
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しろ君、大好き

今日の11時頃、しろたは5年と7か月の自分の生涯をしっかりと生き抜いて、
そして旅立ちました。


1週間前の血液検査では、まったく問題のなかった腎臓。
ですが一昨日の血液検査では、先生が
「短期間でここまでの変化は、ちょっと信じられない…」
と言葉を失うほど、悪化していました。
その数値は、人間ならばもう意識がないレベルだそうです。
急激な尿毒症の症状で、しろたは夕方にはふらつき始め、
夜にはもう、トイレの中で倒れてしまうほどでした。

これまで、十分すぎるほど頑張り抜いたしろた。
私はもうこれ以上、しろたが頑張ることは何もなく、
もしも苦しみが大きく、また、続くのであれば、もう許してやって・・・と、
一昨日は、安楽死も考えていました。
かかりつけ病院の先生にも相談に乗ってもらい、それでも心が決まらず、
しろたのためには何が一番良い選択なのか、ずっと考えていました。

夜が明け、明るくなった空から鳥のピピピ・・・という声が聞こえてくると、
しろたはフッと顔を上げて窓の外を見ていました。
私はまだ一緒にいたいと思いました。
しろたは、まだ生きている。
終わりを決めるのは、私ではないのかもしれない、と。

迷いのままにすっかり朝になり、私はしろたを連れて最後の大学病院に行きました。
昨夜のしろたの体調を伝え、今どれくらいしろたが苦しみを感じているか、痛みはあるのか、と、
しろたでなければ分からないことを何度も聞いて、私は先生を困らせました。
そして、安楽死を迷っていることを伝えると、先生は私の朝に感じた思いを聞いて、
「あなたのことを考えると、看取った方がいいと思います」
と言ってくれました。
本当は、責任をもってそれを決断しなくてはならないのは、飼い主です。
でも、私は迷い、決めることができませんでした。
そして、先生に答えを求めてしまいました。
情けない飼い主だと思いますが、先生に私の無責任さを赦してもらった気がして、
また、先生のその言葉が胸に響いて、私はしろたを家で看取ることを決めました。

「体が少しでも楽になるように」と、大学で皮下補液セットを貸してくださり、
先生は丁寧にやり方を教えてくれました。


どんどん衰弱していくしろたを見て、もう長くはもたないと分かっていました。
なので、大学から帰宅してからは、もうしろたの手を離さないと決めました。
しろたに添い寝し、手をつないで、

 しろたが家に来た時のこと、
 子猫の時には4匹でやんちゃだったこと、
 しろたが優しく、いかに全員の猫から好かれていたか、
 私がどれくらいしろたのことが好きか。

そんなことをずっとしろたに語りました。
時々しろたはギュッと手を握り返して返事をしました。


夕方、しろたは自分の意識がなくなる前に、兄弟猫(まだらまる、モク、チーコ)に
お別れの挨拶をしました。
まずは、まだらまるの近くに行き、隣に座りました。
まだらまるは、しろたの左目にこびりついた目ヤニをすべて取ってくれ、
毛づくろいも長いこと熱心にしてくれました。

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次にしろたは、モクとチーコがいたキャリーに移動し、モクに抱きつきました。
モクもまた、しろたの毛づくろいをしてくれました。

しばらくして、しろたは自分のベッドに戻りました。

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夜12時頃、しろたに皮下補液をしました。
そしてまた私は、しろたの手を握り、時々語りかけ、トイレに同行し、
朝までしろたの顔を見て過ごしました。
しろたも私の目をしっかりと見つめ、しろたと私の心は完全につながっていました。

その後も私は、しろたが瞬間瞬間で何を求めているか、自然に、でもハッキリと感じることができました。
しろたの求めに応じて、頭をなでたり、体をさすったり、毛布を掛けたり取ったり、
時には「ちょっとそっとしておいて」と言うので、手を離して距離を置いたりもしました。

私が眠っている間に、しろたが一人で旅立ってしまうこともないと心で分かっていたので、
今朝方、しろたが「ちょっと一人になりたい」と言ったときに、
「じゃあ私も少し眠るね」と言って、お互いに2時間ほど仮眠を取りました。

目覚めてからは、しろたの手足は徐々に冷え始め、体が旅立つ準備をし始めたんだと分かりました。
補液ももう必要ないと、自然に分かりました。
あとはしろたの側にいるだけでいい。
私はしろたに、
「こわくないよ。ここにずっといるよ。
もう頑張らなくていいんだよ、でも急がなくてもいいよ。
しろたのペースでいいよ」
と伝えました。

次第に呼吸は浅くなっていき、半分眠ったようになり、
10時頃からは体が時おりピクッと動くようになりました。
私はただ、しろたの手を握り、小さくゆっくりと声をかけ続けました。

11時頃になって、しろたは目を開け、
「手を離さないで」
と、私の左手をギュッと握りました。
私もギュッと握り返しました。
そして、大丈夫だよ、ここにいるよ、大好きだよ、愛してるよ、と声をかけ、
右手でしろたの頭を撫でました。
しろたは、私の手の匂いを嗅ぐように、掌に顔をうずめました。

少しして、しろたの体はひきつり、何度か声を上げました。
先生によると、この状態になると苦しそうに見えるけれど、もう意識はないのだそうです。
それを事前に教えてくれていたから、私は焦らずにしろたを見守ることができました。
私はまた、ここにいるよ、大丈夫だよ、と声をかけ、しろたの体をさすりました。
20秒か30秒かの短い時間、しろたは静かにもがき、そしてスッと旅立ちました。

私はしろたを抱き上げて、ダラリとした体をギュッと抱きしめました。
「ありがとう」という感謝の気持ち以外は、何も感じませんでした。
とてもあたたかな気持ちで、幸せを感じていました。



治療において、思い残すことは何ひとつありません。
最高の先生方に、最高の治療をしていただきました。
大学の先生、放射線治療をしてくれた先生、かかりつけの先生方、
それぞれに全力で取り組んでくださり、
私のお願いやワガママにもすべて応えてくださいました。
こんなに恵まれた治療環境にいることができたしろたは、本当に幸せです。
私も、とても幸せです。

また、生活においても、「こうすれば良かった」などと大きく悔やむことはありません。
(もうちょっとオモチャで遊んでやれば良かったな、と思うくらいです)

しろたへの応援もたくさんいただきました。
どれほど心が救われたでしょうか。
皆さんのおかげで心が挫けることなく、今日までしろたと生きてこられました。
心から、ありがとうございます。

今、私の心の中には、穏やかな感謝の気持ちしかありません。

しろたの飼い主でいられた私は、世界で一番幸せです。

しろ君、私のところに来てくれて、本当にありがとう。

しろ君、大好き。




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Commented at 2015-12-18 23:24 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by necochan2010 at 2015-12-18 23:45
こんにちは。
しろた、本当に立派な猫でした。飼い主として誇りに思います。
私はしろたのように強くまっすぐに生きられるだろうか?そう思うほどでした。

私も強く、長く、生きていきたいと思いました。
お互いに、生きましょう!必ず!
これからは私と家の14匹の猫がにょし夫の母さまに元気玉を送りますね。

チビちゃんたち、しろたのことよろしくね。
新入りだけど優しい猫だから、仲良くしてやってね。

ささやかなブログですが(時々ロクでもないことも書きますが)、よければこれからも時折チラリと覗いてやってください(^^)
今回はとてもとても励みを頂き、また、支えて頂きました。
本当にありがとうございました。
Commented at 2015-12-19 09:26 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by necochan2010 at 2015-12-19 13:43
みかえる♪さま
こんにちは。
しろた、見事に生きることをまっとうしました!
よく頑張ったとウンとほめてやってます。

しろ君とは最後まで心が通い合って、愛してやれたと思うことができました。
本当に世界でただ一匹の最高な猫で、私は飼い主で幸せでした。

もう温かいしろ君と会うことができず、それはちょっと寂しいですが、何の後悔もなく、心の中にはほんわりとした幸福感があります。

明日お寺に一緒に行って、月曜日の朝に旅立ちます。
みーちゃんとも友達になれるかな?
しろたには、あちらでみーちゃん先輩に色々と教えてもらうよう、言っておきます。
みーちゃん、しろたをよろしくお願いしますね。
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by necochan2010 | 2015-12-18 21:30 | # しろたの「リンパ腫蹴っ飛ばし記」 | Comments(4)