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なぜか猫が15匹もいます(1匹は空へ旅立ちました)。猫、ときどき、独り言のブログです。


by ねこまる
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カテゴリ:# しろたの「リンパ腫蹴っ飛ばし記」( 28 )

ありがとう、しろた!

18日(金)にしろ君が亡くなってから、私はしろ君を2日間手放すことができませんでした。

2日間ずっと、手をつないで添い寝したり、頭をなでたり、耳の先から足の裏までキスしたり、
抱きしめたり、話しかけたり、夜はいつものように一緒に眠りました。

もう亡くなっているというのに、しろ君は相変わらず可愛くて、愛おしくて、
このまましろ君が動かなくても、ずっと一緒にいたいと思いました。

でももちろん、そういうわけにはいきません。
頭では分かっていましたが、実際にお寺に送り出すまでずいぶん時間がかかりました。


日曜日の昼になって、私はやっとお花を買いに行きました。
しろ君の全身を温かいタオルできれいにして、最後にまた手をつなぎ、全身にキスしました。
そして、白いバスタオルでしろ君を包み、周りを花でいっぱいにしました。

「もう抱っこできない」

そう思うと、少し気持ちに区切りがつきました。

目と鼻のかさぶたが治っていたら、もっとハンサムだったんだけど。
それでも十分に可愛いしろ君。
大好きよ、しろ君。

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私はしろ君と一緒に、いつもお世話になっているお寺「慈恵院」に向かいました。
受付を済ませ、仏さまにしろ君のことをお願いしました。

慈恵院には猫を手に抱いた仏さまもいらっしゃるので、
きっとしろ君にも親切にしてくださると思います。

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動物の合同供養塔にもお参りしました。
ここにも、私が今まで助けられなかった猫やフェレットがたくさん眠っています。
みんなにも、しろ君がそちらに着いたら色々案内してやってねとお願いしました。
そしてまた少し、気持ちが落ち着きました。

亡くなってからのこうしたひとつひとつの行為には、ちゃんと意味があるのですね。

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しろ君をお寺にお願いし、帰宅してみると、
何度も病院に通ったこととか、
家でのしろ君の頑張りとか、
注射をしたこととか、
薬を飲ませていたことなんかが
少し色褪せ、昔のことのように感じられました。

やっと、
「しろ君の闘病が終わったんだ」
と思えたのだと思います。


今、とても孤独です。

私の膝に寝そべったしろ君の頭から肩を撫で、そのまま背中を通って、
短い尻尾を柔らかく握る手の感触はハッキリと覚えているのに、
しろ君はもういません。

手をつないだ感触もこの手にそのまま残っているのに、
もうつなぐ手はありません。
会いたい。


こんな私を励ますように、温かいメッセージが次々に届きました。
普段はほとんど使っていないスマホがピーピー鳴って、メッセージの到着を教えてくれました。
皆さん、ありがとうございます。
メッセージを読んで、また私は救われました。



しろたの事を考えていたら、すごく当たり前なのですが、

「しろたの事を365日毎日欠かさずに見ていたのは、世界で私ひとりしかいない」

ということに気が付きました(夫は平日は仕事で遅いので)。

これは他の猫にも同じことが言えます。
たとえば、まだらまるの毎日の様子は、世界で私しか知りません。

家のなかで暮らす猫は、お腹が痛くなったり、気持ちが悪くなったり、病気になったりしても、
「飼い主」という世界でたった一人の人間がそれに気が付かなければ、そのまま見過ごされてしまいます。
そして、場合によっては手遅れになってしまいます。
とても責任重大です。

毎日一緒に暮らしていると、日常に紛れてしまい、見ているようで見ていないことがあります。
でも、本当に、飼い主は世界でたった一人(一家族)しかいない猫の保護者なので、
毎日もっとちゃんと見ていないといけないと思いました。
日々、命が燃え続けている様子を、あるいは、その変化を。

私はこの半年間、しろ君以外の猫のことはちゃんと見ていただろうか?

そう考えたら、居ても立ってもいられなくなって、
車に飛び乗って、まだらまる、モク、チーコの健康診断に行きました。

今回、しろ君の闘病では、思い残すことは一切ありませんでした。
それと同じように、すべての猫にも深い愛情を注ぎ、いつ何があっても後悔しないように
生きていきたいと思います。
猫たちのこと、全力で守らなきゃ。
私はしろ君にもそう約束しました。

しろ君、見ててね。



かかりつけの動物病院からは、こんな素敵なお花を贈って頂きました。
基本的にはずっと大学病院に通院し、かかりつけには数回しかしろ君を診て頂いていないのに、
快く相談にも乗ってくださり、アドバイスもたくさん頂きました。
今まで支えてくださって、本当にありがとうございました。

これからも、うちの犬と猫のこと、よろしくお願いします。

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by necochan2010 | 2015-12-22 10:49 | # しろたの「リンパ腫蹴っ飛ばし記」 | Comments(2)

しろ君、大好き

今日の11時頃、しろたは5年と7か月の自分の生涯をしっかりと生き抜いて、
そして旅立ちました。


1週間前の血液検査では、まったく問題のなかった腎臓。
ですが一昨日の血液検査では、先生が
「短期間でここまでの変化は、ちょっと信じられない…」
と言葉を失うほど、悪化していました。
その数値は、人間ならばもう意識がないレベルだそうです。
急激な尿毒症の症状で、しろたは夕方にはふらつき始め、
夜にはもう、トイレの中で倒れてしまうほどでした。

これまで、十分すぎるほど頑張り抜いたしろた。
私はもうこれ以上、しろたが頑張ることは何もなく、
もしも苦しみが大きく、また、続くのであれば、もう許してやって・・・と、
一昨日は、安楽死も考えていました。
かかりつけ病院の先生にも相談に乗ってもらい、それでも心が決まらず、
しろたのためには何が一番良い選択なのか、ずっと考えていました。

夜が明け、明るくなった空から鳥のピピピ・・・という声が聞こえてくると、
しろたはフッと顔を上げて窓の外を見ていました。
私はまだ一緒にいたいと思いました。
しろたは、まだ生きている。
終わりを決めるのは、私ではないのかもしれない、と。

迷いのままにすっかり朝になり、私はしろたを連れて最後の大学病院に行きました。
昨夜のしろたの体調を伝え、今どれくらいしろたが苦しみを感じているか、痛みはあるのか、と、
しろたでなければ分からないことを何度も聞いて、私は先生を困らせました。
そして、安楽死を迷っていることを伝えると、先生は私の朝に感じた思いを聞いて、
「あなたのことを考えると、看取った方がいいと思います」
と言ってくれました。
本当は、責任をもってそれを決断しなくてはならないのは、飼い主です。
でも、私は迷い、決めることができませんでした。
そして、先生に答えを求めてしまいました。
情けない飼い主だと思いますが、先生に私の無責任さを赦してもらった気がして、
また、先生のその言葉が胸に響いて、私はしろたを家で看取ることを決めました。

「体が少しでも楽になるように」と、大学で皮下補液セットを貸してくださり、
先生は丁寧にやり方を教えてくれました。


どんどん衰弱していくしろたを見て、もう長くはもたないと分かっていました。
なので、大学から帰宅してからは、もうしろたの手を離さないと決めました。
しろたに添い寝し、手をつないで、

 しろたが家に来た時のこと、
 子猫の時には4匹でやんちゃだったこと、
 しろたが優しく、いかに全員の猫から好かれていたか、
 私がどれくらいしろたのことが好きか。

そんなことをずっとしろたに語りました。
時々しろたはギュッと手を握り返して返事をしました。


夕方、しろたは自分の意識がなくなる前に、兄弟猫(まだらまる、モク、チーコ)に
お別れの挨拶をしました。
まずは、まだらまるの近くに行き、隣に座りました。
まだらまるは、しろたの左目にこびりついた目ヤニをすべて取ってくれ、
毛づくろいも長いこと熱心にしてくれました。

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次にしろたは、モクとチーコがいたキャリーに移動し、モクに抱きつきました。
モクもまた、しろたの毛づくろいをしてくれました。

しばらくして、しろたは自分のベッドに戻りました。

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夜12時頃、しろたに皮下補液をしました。
そしてまた私は、しろたの手を握り、時々語りかけ、トイレに同行し、
朝までしろたの顔を見て過ごしました。
しろたも私の目をしっかりと見つめ、しろたと私の心は完全につながっていました。

その後も私は、しろたが瞬間瞬間で何を求めているか、自然に、でもハッキリと感じることができました。
しろたの求めに応じて、頭をなでたり、体をさすったり、毛布を掛けたり取ったり、
時には「ちょっとそっとしておいて」と言うので、手を離して距離を置いたりもしました。

私が眠っている間に、しろたが一人で旅立ってしまうこともないと心で分かっていたので、
今朝方、しろたが「ちょっと一人になりたい」と言ったときに、
「じゃあ私も少し眠るね」と言って、お互いに2時間ほど仮眠を取りました。

目覚めてからは、しろたの手足は徐々に冷え始め、体が旅立つ準備をし始めたんだと分かりました。
補液ももう必要ないと、自然に分かりました。
あとはしろたの側にいるだけでいい。
私はしろたに、
「こわくないよ。ここにずっといるよ。
もう頑張らなくていいんだよ、でも急がなくてもいいよ。
しろたのペースでいいよ」
と伝えました。

次第に呼吸は浅くなっていき、半分眠ったようになり、
10時頃からは体が時おりピクッと動くようになりました。
私はただ、しろたの手を握り、小さくゆっくりと声をかけ続けました。

11時頃になって、しろたは目を開け、
「手を離さないで」
と、私の左手をギュッと握りました。
私もギュッと握り返しました。
そして、大丈夫だよ、ここにいるよ、大好きだよ、愛してるよ、と声をかけ、
右手でしろたの頭を撫でました。
しろたは、私の手の匂いを嗅ぐように、掌に顔をうずめました。

少しして、しろたの体はひきつり、何度か声を上げました。
先生によると、この状態になると苦しそうに見えるけれど、もう意識はないのだそうです。
それを事前に教えてくれていたから、私は焦らずにしろたを見守ることができました。
私はまた、ここにいるよ、大丈夫だよ、と声をかけ、しろたの体をさすりました。
20秒か30秒かの短い時間、しろたは静かにもがき、そしてスッと旅立ちました。

私はしろたを抱き上げて、ダラリとした体をギュッと抱きしめました。
「ありがとう」という感謝の気持ち以外は、何も感じませんでした。
とてもあたたかな気持ちで、幸せを感じていました。



治療において、思い残すことは何ひとつありません。
最高の先生方に、最高の治療をしていただきました。
大学の先生、放射線治療をしてくれた先生、かかりつけの先生方、
それぞれに全力で取り組んでくださり、
私のお願いやワガママにもすべて応えてくださいました。
こんなに恵まれた治療環境にいることができたしろたは、本当に幸せです。
私も、とても幸せです。

また、生活においても、「こうすれば良かった」などと大きく悔やむことはありません。
(もうちょっとオモチャで遊んでやれば良かったな、と思うくらいです)

しろたへの応援もたくさんいただきました。
どれほど心が救われたでしょうか。
皆さんのおかげで心が挫けることなく、今日までしろたと生きてこられました。
心から、ありがとうございます。

今、私の心の中には、穏やかな感謝の気持ちしかありません。

しろたの飼い主でいられた私は、世界で一番幸せです。

しろ君、私のところに来てくれて、本当にありがとう。

しろ君、大好き。




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by necochan2010 | 2015-12-18 21:30 | # しろたの「リンパ腫蹴っ飛ばし記」 | Comments(4)

ゆっくりしようね

今日、おそらく最後となる大学病院に行きました。

しろたは数日前から体調が急激に悪化しました。
先週までは問題なかった腎臓の数値が、
昨日の血液検査ではすぐに亡くなってもおかしくない位に悪くなっていました。
貧血、腹水、嘔吐の症状も出ていて、
体内のリンパ節も、何か所も腫れていました。
たった何日かでこんなに変わってしまうとは、思ってもいませんでした。

リンパ腫の進行の早さに、私はついていくことがまったくできませんでした。

数日前からは人目を避けるように、しろたはヨロヨロしながらも
高い棚の上に隠れたり、
洗濯機の中に入ったり、
段ボールのベッドの中に引きこもったり。
もう、しろた自身は、その時が近いことを理解しているようです。

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今までしろたは色んな治療を頑張ってきました。
幸運にも、熱心な先生方と出会うことができ、最高の治療を受けることができました。

もうこれ以上、しろたが頑張ることは何もありません。
十分すぎるほど、頑張りました。
頑張らせすぎたくらいです。

しろたはもう、病院にも行きません。
薬も飲みません。
注射もしません。
ゴハンも要りません。
しろたが嫌がることは、もう何もしません。

その代わり、
大好きと一日100回くらい言います。
夜眠る時は、手を握ります。(しろた兄妹はみんな、手を握られるのが好きです)
辛そうなときは、そっと肩をさすります。
最後は、抱きしめて、離しません。
ずっと一緒にいます。


これまで、応援メッセージを送ってくださったり、
電話をくださったり、しろたに会いに来てくれたり、
多くの方に、たくさん、たくさん、支えて頂きました。
魂の底から、感謝しています。
ありがとうございます。

もう少しだけ、私たちを見守っていてください。




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by necochan2010 | 2015-12-17 15:43 | # しろたの「リンパ腫蹴っ飛ばし記」 | Comments(6)

しろた、頑張ってます

しろたはまた今日から発熱 40.2℃
放射線の一時的な急性障害が続いているようです。

今までは、ウェットフードを丸めたものを口に入れていましたが、
今日はむせて飲み込めず、辛そうな様子なので、シリンジでの液体フード給餌に切り替えました。

鼻づまりの症状も治らず、ちょっとエサを口に含んで飲み込むだけですぐにハァハァ…と息切れ。
今日は、今までで一番辛そうです。

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でも、放射線治療をしてくださった先生からは、「もうちょっとの辛抱」という言葉を頂き、
辛いけれど今を乗り越えられれば、楽になるかも・・・という希望が見えてきました。
先が見えず、この状態がずっと続くかもしれないと思うと地獄ですが、
この辛さが終わるときがきっとくるだろうと示してもらえるだけで、気分が全然違います。
放射線についてしつこく質問のメールをしても、すぐに丁寧なお返事をくださる、優しくて素晴らしい先生。
余談ですが、初めてお会いしたとき、私が、
「ちょっとオカシイのですが、私は猫を15匹も飼っていて・・・」
と言うと、先生は
「なに言ってんの?ボクなんか17匹だよ!15匹なんてね、普通だよ、普通。ふふふ」
と仰り、その瞬間からすっかり大ファンです!(笑)


昨日はかかりつけの地元の病院に行き、しろたの目の検査(結膜炎)と皮下補液をしてもらいました。
目の検査では、角膜の一部が剥がれ落ちている(傷がある)ことが分かり、目薬を処方してもらいました。
補液をした後はちょっと体が楽になったようで、帰宅後は自分で水を飲めました。
(今日は熱も出てまた食欲がガクンと落ちたので、明日も補液に行く予定です)

昨日までは正直、かなり精神的に追い詰められていました。
でも昨日も、病院で話を聞いてもらったり、今後しろたに対してできることを教えてもらったりして、
かなり気が楽になりました。
会話のキャッチボールがしっかりできる、この安心感!
診察時間をとうに過ぎているのに、嫌な顔ひとつせずに熱心に話をしてくれ、
まるで私は高度なカウンセリングを受けているかのように、どんどん元気になっていきました。


動物は単独では病院に行けません。
どの病院に行き、どういう治療を受けるか、すべては飼い主の考えひとつにかかっています。
その飼い主が不安で参ってしまったり、もうイヤだと諦めたら、救える命も救えなくなります。
そういうとき、良い獣医師さんと出会えているかが、飼い主の心の大きな分岐点になるはずです。
動物の状態だけを見るのではなく、飼い主の話や考えもしっかり聞いてくれたうえで、
治療や対処について、分かりやすく教えてくれる(それは同時に飼い主の不安の解消にもなる)、
そんな獣医師さんに出会えていたら、最高です。
まだ出会えていなかったら、探すべきです。
そうすれば、最終的な結果はどうあれ、最後には動物も飼い主もきっと一緒に救われるはずです。


先日、前の前のかかりつけの先生が、しろたを心配して電話をくださいました!
(今は別の病院に移られたのに、まだ気にかけてくださって・・・!と感涙)
声を聞いたらとても懐かしくなり、私が保護した猫たちもたくさんお世話になったので、
めちゃくちゃ会いたくなりました(猫たちにも会いに来てください~!)。
この先生も、いつも話をよく聞いてくれて飼い主の気持ちに応えてくれる、素晴らしい先生。
きっと今の病院でも、飼い主さんたちの信頼を集め、動物も飼い主もバンバン救っておられることでしょう!


今、こういう真摯な獣医師さん達に支えられているしろたと私は、
病気であってもやはりとても恵まれていて、感謝の気持ちが絶えません。
先生たちの熱意に応えるためには、やはり私がしっかりとしろたを守るしかない!と
今日、気持ちを新たにしました。



さっき、口に入れた液体フードを、頭を振って盛大に吐き出したしろた。
フードの飛沫は私の顔に飛び散り、目にも入って、ウギャァアアア!!!となりました。
目がぁ!目がぁぁぁあああ!・・・私も結膜炎になるかも。
そしたらもう面倒なので、私も一緒に動物病院で診てもらおうかな(笑)




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by necochan2010 | 2015-12-14 23:31 | # しろたの「リンパ腫蹴っ飛ばし記」 | Comments(4)

体調不良は続く

しろたの体調不良は続いています。
私はしろたに無理をさせすぎたのかもしれません。

しろたはこの2週間、ずっと口をクチャクチャさせて気持ち悪そうにして、
食べることにはもうまったく興味がない様子です。
体は骨張り、どんどん痩せてきています。

一日に何度かエサを口に(喉の奥に)いれようとしますが、
しろたは歯を食いしばって口を開けようとしないし、
口に押し込んでも、激しく頭を振って、飲む寸前にウェッ…と出してしまいます。
(今まで数をこなしてきたので、薬やエサを飲ませるのは結構上手いほうだと思うのだけど…それでも)
優しい性格のしろたが、私の腕に爪を立てて、食べたくない!もうイヤだ!と抵抗します。
そして体力を消耗していきます。

ここ最近のしろたは、私の顔を見ただけでベッドの下に隠れるようになりました。
動く気力(体力)がない時は、顔を床にうずめて、触らないでくれと体を硬くします。

もうどれくらい、しろたのゴロゴロを聞いていないだろう。
いつも目が合うだけでゴロゴロが始まる、大変なゴロゴロ魔だったのに。

夜、寝る時は私の左の腕枕が定位置だったのですが、もうそこにも来ません。
朝、私の鼻に自分の鼻をくっつけて、おはようも言いません。

しろたはいつしか、甘えることをやめました。



病院では、喉の腫れも引いた、腎臓の数値も悪くない、ということです。
確かにデータ上は悪くないのだと思います。
でも、しろたの存在は日々、透明になってきているように感じます。
しろたに触ろうと手を伸ばしても、スッと空を切るような恐怖感があります。

毎日、
「もう十分頑張ってきたのだから、もういいよ、ごめんね」
と言いたくなります。
でも、その「ごめんね」は、しろたと向き合うことから逃げる「ごめんね」と同じ意味だと思います。
こんな飼い主で、ごめんね。
もっと信念を持って、割り切って、前に進めたらいいのに。

無理にでも食べさせて(その保証はないけれど)今を乗り越えるべきなのか。
休みたいだけ休ませて(どうなるか分からないけれど)もう嫌がることはしないと決めるのか。

もし言葉が通じたら、しろたのどんな意思でも受け入れるのに。
先が見えないと、こんなにも判断ができなくなるものなのですね。





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by necochan2010 | 2015-12-12 20:05 | # しろたの「リンパ腫蹴っ飛ばし記」 | Comments(2)
放射線治療を受けたあと、喉の腫れが嘘のように無くなって、
腎臓の数値も悪くないしろたですが、
左目がひどい結膜炎(?)になり、まったく目が開かなくなってしまいました・・・。

この一週間、結膜炎の目薬をさしていますが一向に良くならず、
また、後頭部(左耳の後ろ)の脱毛も始まっているため、
もしかしたら放射線の一時的な影響なのかもしれません。

せっかく喉の腫れが引いて食欲も出てきたのに、
目が痛くて痒くて激しくションボリ・・・再び食欲が落ちてきました。

放射線治療をしてくれた先生にも「白猫は性格がヘタレ」と言われたしろた。
・・・確かに。
しろ君、しっかり!!!

明後日はまた大学病院の日なので、目と脱毛も診てもらおうと思います。
早く目が治るといいな。

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by necochan2010 | 2015-12-08 21:51 | # しろたの「リンパ腫蹴っ飛ばし記」 | Comments(0)

ありがとうございます

3日前に放射線治療を受けたしろた。
おかげさまで経過は順調です!
喉の腫瘍も劇的に小さくなり、腎臓の数値も良好で、貧血も改善してきているとのこと。
抗がん剤から治療を始め、その後の放射線治療までを決断して本当に良かった・・・!

食欲も出てきて、他の猫と一緒に長いことカリカリカリ・・・と食べています。
みんなと一緒に食べると嬉しいようで、より食欲もアップするみたいです。
これからは少しずつ体重も増えていくことでしょう。

3日前からしろたは点滴の針を足に留置しており、ずっとカラー(フェルトのやつ)をつけているのですが、
兄弟猫を中心に、いろんな猫が代わる代わるしろたの毛づくろいをしてくれます。
しろたは気持ちよさそうにニコニコして身を任せています。



しろたの治療中は(もちろん今も)、多くの人に支えて頂きました。
放射線治療も終わり、一段落ついた今、改めて感謝の気持ちを書きたいと思います。

これまでいくつかの病院でお世話になってきましたが、
どの病院でもとても良くして頂き、最高の治療を受けることができました。
また、相談にも多くの時間を割いて頂き、先生方には魂の底から感謝しています。
治療を通じて、どれほど気持ちが救われてきたか分かりません。

猫好きの友人知人、猫の保護仲間、ネット上の心優しき方々からもたくさんの励ましをもらい、
また、精神的な支えとなる応援メッセージもたくさん頂いています。
読むたびに心がスッと軽くなり、また頑張ろうと思うことができました。

仕事においても、猫の治療を優先させた勤務日時にするよう言ってもらえています。
(その代わり、辞めないこと!ですって)

客観的に見れば、毎日ニュースで流れる知らない人の事故や事件のように、
ただのいち猫の病気であり、闘病なのだと思います。
でも私はただ猫が好きで、結果、猫のために生きていると言っても過言ではない生活を送っていて、
周りの人がそのことを理解してくれ、こうして実際に支えてくれていることは、
この上ない幸せなのだと感じています。

しろたと私は今、多くの方が作ってくれた特別な時間を生きています。
これからも、しろたの手を離すことなく、生きて、生きて、生き抜いていきます。




動物病院の裏口に置かれていた段ボール。
箱の中にはしろた達4兄弟が入っていました。

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兄弟のまだらまるとモクは、原因不明の病気で倒れたこともありました。
(血中アンモニア濃度が測定不能なほど高まる症状でした)
でも、その後は再発することもなく、みんなスクスク育ってくれました。

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天使みたいに可愛いのに、譲渡希望者はなかなか現れず、
私は内心それがとても嬉しかったのです。

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当時流行っていた「猫鍋」を兄弟でやってみたり。
・・・炊飯器だけど。

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みんなと川の字で寝たり(というか雑魚寝)。

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だいたいいつも私に抱きついて眠る大変な甘えん坊。
それは今も変わりません。

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どんな動物にも優しいしろた。
以前はフェレットも飼っていたのですが、
フェレットがおじいちゃんになってからは、よく一緒に寝ていました。
今は、犬に毎日毛づくろいをするのが日課です。

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1歳になった時、飼い主さんの募集をやめ、兄弟みんなウチの猫になりました。
兄弟でおんなじ顔してるね。

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しろ君は今もここにいます。

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by necochan2010 | 2015-12-02 20:41 | # しろたの「リンパ腫蹴っ飛ばし記」 | Comments(4)

放射線治療、その後

昨日、足立区の放射線治療に詳しい先生のところに行き、しろたは治療を受けてきました。

大学でも説明を受けたけれど、その先生の見解でもやはり腎臓がかなり悪くなっているとのこと。
7月のCT検査ではまったく綺麗だった腎臓が、もう半分以上ガンに侵されていました。
(ただ幸運にも、腎機能はまだなんとか維持できている状態です)

今回は、鼻腔、喉、腎臓に対して放射線照射をしてもらいました。
かなり進行してしまった腎臓に関しては、今回一度で最大値の照射をしたため、
これが最初で最後の放射線治療になります。
鼻腔、喉、その他に関しては、リンパの腫れ、または転移があったとき、
「もう一度、放射線照射を"できなくもない"」
とのことでした。
放射線は、体の箇所によって照射できるレベルが決まっていて、
それ以上やると、その内臓自体に障害が出るので照射できないそうです。

今までは、喉のリンパの腫れからくる呼吸・嚥下障害のことを考えて治療してきましたが、
これからは、腎臓を第一に考える必要があります。
腎臓の代謝を良くして腎機能をできるだけ維持させるとか、
腎臓に負担の少ないフードに切り替えるとか。

放射線治療から一日経ち、大きく体調を崩すことも(まだ)ないので、ホッとしました。
今日からは再び大学病院に戻って、
腫瘍崩壊症候群(腫瘍融解症候群)を予防するため、半日点滴を受けています。

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この1週間、しろ君にとっては全身麻酔をかけてのしんどい検査や治療が続いていたので、
今日は病院に行くのを本当に嫌がって、申し訳なかったです。
明日も、たぶん明後日も、半日の通院が続くのですが、
今が治療の山場なので、なんとか頑張ってほしいところです。



「オイラもフェルトのカラーをしてみたぞ」
うわぁ・・・・!!(絶句)

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ちゃいろ(←猫の名前です)はカラフルが似合って可愛いね。

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フェルトのカラー、猫たちにわりと好評です。




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by necochan2010 | 2015-11-30 11:26 | しろたの「リンパ腫蹴っ飛ばし記」 | Comments(2)
昨日、しろたは大学病院でCT検査を受けました。
結果はあまり良くないもので、喉だけでなく、両方の腎臓もリンパ腫に侵されていました。
リンパ腫は全身に広がり、先生ははっきりとは言いませんでしたが、
ステージは2から4になったと思います。

あさって29日(日)にしろ君は放射線治療を受ける予定です。
大学の先生が手配してくださいました。
しろたは病気の進行がとても早く、また、放射線治療は待っている患者さんも多いので、
こうして放射線治療を決めてから、すぐに治療を受けられるのは本当にありがたいことです。

放射線治療が終わった後は、腫瘍崩壊症候群(腫瘍融解症候群)が起こる可能性があるそうなので、
数日間は通院するか、入院することになります。
また、治療後7~10日後は急性放射線障害も起こることがあるそうなので、
しばらくは注意が必要です。

今回の放射線治療の目的は治癒ではなく(猫の悪性リンパ腫は治らない病気です)、
喉の腫れを縮小させ、呼吸・嚥下障害を避けることです。
腎臓についてはまったく想定していなかったので、あさってにまた説明を受けたいと思います。

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今の体重は4.8kg、かなり減ってきました。
今日と明日できることは、食欲が落ちてきたしろ君に少しでも食べてもらい
体力をつけさせることです。




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by necochan2010 | 2015-11-27 22:51 | # しろたの「リンパ腫蹴っ飛ばし記」 | Comments(3)

待つ時間は長い

今日はしろ君が夕方から体調を崩し、ずっと気持ちが悪そうで、
病気になって初めて
「このままもうダメなんじゃないか」
と思いました。
しろ君は段ボールのベッドに引きこもり(体調が悪く一人になりたいときは、必ずそこに入るのです)、
眠れもせずにただ耐えていました。

近くにいてずっと様子を見ていたかったけれど、
しろ君がこちらを気にしてしっかり休めなくなってしまうので、私は部屋を出ました。
夜はちょっと寒かったので、段ボールの中に湯たんぽを差し入れし、
1~2時間おきにそっと様子を見に行きました。
私にできることはそれくらいしかなく、ひどい無力感に襲われました。

抗がん剤治療がストップしてから、喉の腫れは更に大きくなってきています。
大学の腫瘍科は月曜日と木曜日が診察日なので、
月曜日の朝、体調悪化と治療継続について相談できるか先生に聞いてみようと思いました。
けれどカレンダーを見て、23日は祝日のため病院が休みであることに気が付きました。

私は初めて祝日というものを憎みました。
ついでに、ハッピーマンデーとかいうバカみたいな名前の祝日移動のことも呪いました。

病院は木曜日まで待つしかないのですが、最近は一日一日がとても長く感じられるので、
木曜日までのたったの4日が永遠のようです。
きっと大学病院に通う多くの飼い主さんも同じように感じているのだろうと思います。
大病を抱えたペットを持つ辛さはみんな同じだから。
そしてそういうペットを診る病院の先生やスタッフの苦労も並大抵ではないはず(入院動物もいるので、平日は深夜まで、休日も返上で働いているに違いない)。
だから今は私が腹を据えて、しろ君を守るのです。
(いざというときは、別の病院にも対応をお願いしてあります)


夜12時、しろ君は復活して段ボールから出てきました。
1階に下りてきて、伸びをして、爪とぎをバリバリして・・・いつものしろ君。
半日ぶりに水を飲んでいたので、エサを出してみると、数粒ですが食べました。
抱きあげると盛大にゴロゴロと喉を鳴らし、大丈夫だよと教えてくれました。
そのあとは2時間ほど私の膝でのんびりし、また少しエサを食べ、薬も飲めました。

水を飲んだり、エサを食べたり、膝に乗ったり。
そんな当たり前のひとつひとつが、今ではとても貴重です。
健康でないと、そんな当たり前の事すらできなくなってしまうからです。

これからはこんな日が増えていくことでしょう。
しっかりと気を引き締めて、しろ君を守らなければ。


今朝。
強度を心配していたフェルト製のカラーですが、壊れることも、外れることもなく、
しろ君はカラーを着けたままスースー眠っていました。
よかった。

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by necochan2010 | 2015-11-22 03:00 | しろたの「リンパ腫蹴っ飛ばし記」 | Comments(5)