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なぜか猫が15匹もいます(1匹は空へ旅立ちました)。猫、ときどき、独り言のブログです。


by ねこまる
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カテゴリ:# 読書感想文( 11 )

最近、週に何度か動物病院に通っているので、待合室で診察を待つあいだは
本を読んでいることが多いです。
そして、『寂聴あおぞら説法 ~こころを贈る』を読みえ終えました。

政治的な考えにおいて、私は寂聴さんとはまったく異なる意見を持つことが多いのですが、
人生をいかに生きるかという点においては、本当に寂聴さんの意見に心打たれています。

寂聴さんは難しいことは言いません。
その法話を聞けば(読めば)、誰もがその本質をスッと理解できます。

寂聴さんの法話の特に素晴らしいところは、
単にそれを聞いて「素晴らしかったな」と思うだけでなく、
「そういうふうに生きてみようか」
と実行させる力があることです。

その実行することも、難しいことではありません。
たとえば病気の人が近くにいたら、優しく声をかけるとか、気にかけるとか、
そんなことです。

しかしながら、そういったことは
簡単に思えても、実際には簡単なことではないかもしれません。

忙しくて見て見ぬふりをする。
心の中に差別がある。
自分には関係がないと思う。

この本を読むと、そういう自分の心に気が付きます。
そして、できるだけ「忘己利他(もうこ・りた)」を心に留め、
慈悲の心をもって人生を生きていきたいな、と思うのです。




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by necochan2010 | 2016-02-26 23:10 | # 読書感想文 | Comments(0)
本書は、熱帯雨林あるいは砂漠、高山、極地(南極・北極)等に行く予定があり、
さらにそこで遭難する可能性のある方に、ぜひオススメしたい。

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 ジャングルでサルを追いかけていたら、迷った!
 一面氷に覆われた北極に飛行機が墜落した!
 砂漠で砂嵐にあって、方角が分からなくなった!
 豪華客船ニャンタニック号が難破して、無人島に流れ着いた!

そういった状況に陥った場合、本書の内容を知っているか否かが
まさに生死を分けることになるであろう。

残念ながら、そういう予定のない方には、
もうちょっと日本向けの(環境や植生などが日本に合っている内容の)
実用的なものを読むことを強くオススメする。

赤帯に「地震・豪雨・増水・・・」とあったので、震災後、役に立つかと思って買ってみたけれど、
メインの内容は、かなり特殊な、かつ極限の土地でのサバイバル術に関するもので、
植生や環境、方法(ツール)も海外のものが多いため、あまりピンとこなかった。

地震や豪雨時について知りたいならば、『東京防災』の方がよっぽど役に立つ。

しかしまぁ、読み物として考えればわりに面白いです。

無人島に流れ着いて、ウミガメのするどい骨を加工して魚を釣って、
その魚の体液から水分を補給して(この時点でもう諦めそうだ)、
魚の身はもちろん焼いて食べて・・・おっとその前に火を起こして、だ。
えーっと、火を起こす際の木の組み方は・・・

などと考えていると、夜、よく眠れます。




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by necochan2010 | 2016-01-31 00:06 | # 読書感想文 | Comments(0)
内容にも興味はあったけれど、正直に言うと「ジャケ買い」です。
だって、あのマイケルが表紙なんだもの!!
ただ、マイケルが出てくるのは表紙だけで、本文には一切出てきません。
そこがかなり残念なところ。

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それから、猫のよんが亡くなったと聞いて『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』の続きが読みたかったけれど、それがたったの3ページ(漫画2ページ、文章1ページ)だったのもちょっと物足りなかった。でも、よんへの手紙には涙しました。うぅ、よん・・・。
よんちゃん、どうか安らかに。


本書の内容は、
前半が、人気の猫漫画家による震災体験記(漫画)と震災関連アンケート回答。
後半が、編集部の動物ボランティア体験記や、震災時におけるペットに関する知識など。

後半は内容が薄い、というか幼い感じがします。
子供やボランティア超初心者には「なるほど」かもしれませんが、まとまりが感じられませんでした。ただ、本書のサブタイトルが「どうしていいのか分からない人に」なので、その通りと言えばそうなのかもしれません。
しかし、書籍にするなら、もっとまとまった内容と情報量が欲しいところ。
あと、「被災猫を応援中のボランティア団体リスト」の選定基準がまったくわからない。そもそも、既存のボランティア団体なり個人活動家が、震災という非常時に被災ペットの対応も行うケースが多いと思うので、既存のボランティア団体の情報を一覧にして、バーッと多く掲載しても良かったのではないかとも思いました。編集部の調査不足とやっつけ感が否めないところ。

色々文句を言ったような気がするけれど、ペットと共に被災したときのことを考えるきっかけには十分になると思うので、多くの人に読んでもらいたいです。
というわけで、この本はどこかの動物病院(待合室)に寄付したいと考えています。


ちなみに、マイケルについて、
幻の『ホワッツマイケル 9巻』は、電子書籍で読むことができます。
マイケル老後版みたいな感じで、過ぎ去った歳月に感慨深いものを感じます。
お互いに年取ったね、マイケルぅ~。




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by necochan2010 | 2016-01-29 01:01 | # 読書感想文 | Comments(2)

『虫眼とアニ眼』

虫眼とアニ眼』は、養老孟司と宮崎駿の1997~2001に渡る3度の対談集。
巻頭には、宮崎駿の絵による対談後の思いが描かれ、
巻末には、養老孟司による文字による宮崎論が書かれ、
その両者の「表現」が、本文の対談をきっちり囲んで完成されている本です。

ものの本質を理解することで、自由に豊かに生きることができる。
「ものの本質」とは、頭で理解できる(理論や文字という形にできる)こととは限らない。
というのが読んですぐに印象に残ったことです。
…と言いつつも、養老先生が巻末で宮崎アニメの魅力を文字できっちり説明できているところは流石ですが。
私はいつも、説明や主張を文章で表現することに独りで勝手に四苦八苦しているので、
(今のところそれしか「表現」できる手段を持っていないので)
この本を読むと、「そうなんだよなぁ」と思うのです。

読後の感想が「そうなんだよなぁ」かよ!
と自分でも思うのだけれど。

でも、この本を読んで、自分の中に(誰の心の中にもきっともちろん)
モヤモヤした形で存在していたものが、
<言葉では説明できないけれど>
わりとクリアになってきたように思います。
私が「こうやって生きていたい」と感じている方向性はコレだな、と改めて思いました。


いつも思うのだけど、ものの本質をきっちり捉えられている人ほど
(その理解が、理論であれ、言葉する必要のない本質的な受け取りであれ)
平易な言葉でそれを相手に伝えることができるようです。
頭の悪い人ほど(失礼!)、あるいは、理解できていると思い込んでいる人ほど
こむずしい言葉を使って相手を混乱させたりする。

何かを表現するとき、それがどのような表現方法であれ、
相手の心にスッと入っていって共有できなければ、
そこには理解もないし、本質も捉えられない。
逆に言えば、相手の心にジワッと染み込むならば、どんな表現方法でも構わない。
そして、それを広く受け入れる気持ち(あるいは準備、器)が常に自分の中にあれば、
もっともっと豊かに生きることができるのだなぁ!




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by necochan2010 | 2016-01-08 09:42 | # 読書感想文 | Comments(2)
私と一緒に働いたことがある人は、これを聞くとお茶を吹くかもしれませんが、
最近の私は、働く際にホスピタリティというものを大切にしています。
仕事で関わる人たちができるだけ気持ちよく働けるように。
一線を引きながらもできるだけフレンドリーに、相手にもいつもニコニコしてもらえるように。

とはいえ、まだまだ人間が不出来な私、方向性がズレることもしばしば。
引いたはずの一線も、ビール一杯で吹っ飛んでしまったり。
そんなときに読む本の1冊がこれです。


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さすが帝国ホテル、意識の高さが違います。
この本を読むと、帝国ホテルで働く人々の真摯な仕事ぶりが目に見えるようで、
こういうホテルが日本にあるということに、誇りや安心感すら覚えるのです。
そしてそのホスピタリティ精神は、決してホテルに特有のものではなく、
すべての働く人々にあてはめることができます。
まぁ、帝国ホテルのような超一流のホスピタリティを実際に体得することは難しいですが、
そのあり方を知っているだけでも、だいぶ言動に違いが出てきます。たぶん。

他にも、帝国ホテルのおもてなしについての本は色々ありますが
(例えば『帝国ホテルの不思議』なども面白いです)
この本は1時間くらいでパラパラと読めるのでオススメです。




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by necochan2010 | 2015-10-08 22:40 | 読書感想文 | Comments(0)

『ひな菊の人生』

ひな菊の人生』を読むのは2回目か3回目だと思うのだけど、
まったく内容を覚えていなかった。
たぶん、これまでは読んでもピンとこなかったからだろうと思う。
でも、地に足をつけて働き、命との出会いと別れを何度も繰り返すうちに
じわじわとこういう小説の意味が分かってくる。

小さな断片のような物語だけれど(批判的な意味ではなく)、
「あぁ、誰かが世界のどこかで毎日せっせと焼きそばを焼いているように、
私も毎日できることを続けていくんだ」
としんみり思う。
生きている間はやりたいことを誠実にやるのだ、と。

そしてまた、
しばらく会っていない友人に、久しぶりに連絡してみようか。
とも思う。

私はリアリストだから、よしもとばななの描写には時々実感が伴わないこともあるけれど、
(それでも彼女の世界観が好きだ)
ただ「面白かった」で終わらない、
人の心に、時には行動にまで影響を与える物語を生み出す力は
やはり現代の小説家の中では群を抜いていると思う。


(反対に、「面白い」を突き詰めているのが伊坂幸太郎で、
彼の小説を読んでいると、その展開の上手さに、彼のドヤ顔が目に浮かぶようだ。
あぁ、新しい陽気なギャングシリーズが読みたいなぁ。)





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by necochan2010 | 2015-09-15 20:10 | 読書感想文 | Comments(0)
スパイと公安警察 - ある公安警部の30年』を読む。

つまらん。

これ以外に特に感想はない(ひどい!)。

高飛車な表現や何が言いたいのかよく分からない文章が散見され、
まるで、著者のどうでもいい自慢話(しかも内輪ネタ)を延々と聞かされている気分になってくる。
本、というものは読まれてナンボ。
不特定多数の人に読んでもらうことを意識して書かなければ、ただのナルシスト日記だ。
誰が読むの、これ?

しかし、よくこれで出版できたなぁ。
編集者がよほど無能なのか。

今すぐブックオフへお行き。





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by necochan2010 | 2015-09-13 17:26 | 読書感想文 | Comments(0)
お寺の収支報告書』を読み終えた。
想像していた内容と全然違って(お寺の運営についての本だと思ってた)、
著者自身が行う自坊の改革、既存の寺の制度への問題提起、
そして、堕落した仏教界に対する痛烈な批判が主な内容。
批判についてはかなり赤裸々に書かれており、なんというか、
仏教やお寺、僧侶に対する私の想いはかなりぶっ壊れた!(笑)

寺院消滅』においても警鐘が鳴らされているように、
なんらかの手を打たなければ、この先、多くの寺が消えてしまうだろう。
ただこれは、もちろんお寺だけに限ったことではなく、
社会自体がこれからの人口減少に伴って縮小傾向に向かう。
特に仏教(宗教)については「社会で果たす役割(または需要)」が
加速度的に小さくなっているので、なおさら厳しい、ということだ。

私は、葬式仏教であることも大切な役割だと思うけれど、
これからの仏教(寺、僧侶)はどんどん社会と関わり持ち、
「生きている人のため」のものであってほしいと思う。
例えば、ホスピスや心療内科にお坊さんが常駐していて、
患者も家族もいつでも相談ができるとか。
もっともっと、生きている人と関わってほしい。


同時に、『人を助けるすんごい仕組み』も読み終えた。
(私は数冊の本を同時進行で読むタイプです)

前半は、震災直後から著者が行った具体的な復興支援活動の記録。
「リミッター」が外れた人はここまでできるんだ、と感動。
同時に、自分のレベルの低さを痛感(でもいいのー。私は裏方仕事が好きだから~)。

後半は、著者が提唱する「構造構成主義」に基づく組織づくりや運営について。
この後半がめちゃくちゃ面白く、知的興奮に震えて鼻血が出そうだった!
「構造構成主義」に基づいて、「状況」と「目的」を正しく捉えることができれば、
これまで困難と思っていたことも、あるいは正解に近づけるのではないかと感じ、
今までに失敗してきたことを、この理論でもう一度考えてみようという気になった。

読み終えたら朝になっていて、同時に、この本を中古で買ったことを後悔した。
こういう本こそ正規の値段で買わないとイカンなー、と。



明日はファーミー(一番年上の猫、8歳)の歯のスケーリング。
奥歯が使い物にならないようであれば、同時に抜歯も。

「痛いのはイヤよ」
と顔をしかめるファミさん。
そうね、歯医者はみんなイヤだよね。でも歯は大事だから綺麗にしましょう!

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by necochan2010 | 2015-09-06 23:46 | # 読書感想文 | Comments(2)

『東京防災』

9月1日から、東京都民には『東京防災』という冊子が配布されています(PDFでも読めます)。
内容は、スイス政府発行の『民間防衛』を分かりやすく、また、日本人向けにした感じで
災害時や緊急時に具体的に役に立つものだと思いました。
(『民間防衛』は、ウチの1Fのトイレ文庫にあるので、私の家に遊びにいらっしゃる方は、
用足しついでにパラパラ読んでみてくださ~い)

この冊子を読み、改めて、3.11のことを忘れてはいけないと思いました。
時間の経過は、辛い出来事の記憶を和らげてくれるものですが、
同時に、防災の意識を薄めるものでもあります。
東京で3.11クラスの地震が起こったら、その時の混乱度合いは計り知れないものになるでしょう。
行政にすべてを頼らない、自分の身は自分で守る。
一人一人にそれくらいの意識がなければ、復興に着手するまでの時間(生き延びる時間)は
とても長いものになると思います。

私が働いている大学も、広域避難場所に指定されているので、
いざというときには役に立てるよう防災の意識と知識をしっかり持たなければ!と思いました。
せっかく東北で復興支援の仕事をしていたのだから、それを生かさないとね。

ちょうど今、『人を助けるすんごい仕組み』を読んでいるのですが、
緊急時の動き方や組織づくりはすごく勉強になります。
この本を読んで、3.11の時に自分のリミッターを外せなかったことを残念に思いました。
(リミッターを外したところで対応能力自体がなかったと思いますが)
当時の私は、東北へ出張に行くたびに、ただただ己の無力さに打ちのめされていました。
役に立つどころか、岩手県庁や沿岸部の役場の方、また、被災された方々にも色々なことを教わり、
逆に助けてもらったくらいなのです。トホホ。
その恩を少しでも返すためには、私自身がもっと成長するしかない。
そう思っています。

人を助けるすんごい仕組み= ふんばろう東日本支援プロジェクト
について、以前に書いた記事はコチラです。


「オイラたちの防災もヨロシク!」

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ウチは犬が1匹と猫が15匹いるので、常に
ドライフード 20kg以上
犬猫缶(大サイズ) 40~50個
をストックしています(約1か月分の犬猫フードです)。
ちなみに人間用としては、2週間分の食糧と水を備蓄しています。





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by necochan2010 | 2015-09-05 01:16 | 読書感想文 | Comments(0)

読書のリハビリ

最近、本を読むスピードと頻度ががガクリと落ちてきました。
学生時代は週に1~2冊くらいのペースで読んでいたように思うのですが、
最近は集中力も落ち、目も疲れるので、なかなか長時間読んでいられません。
(こう書くと確実に年を取っているなぁと感じます)

今でもAmazonやブックオフなどで気になる本があると買うのですが、
未読の本が溜まりすぎていることに気が付きました。
買うペースが読むペースを上回っているようです。
今、多分50冊くらい未読の本が溜まっています。やれやれ。
本の存在価値は、読むか、猫が枕に使うかくらいしかありませんからね。

というわけで、軽く決意のようなものを固め(ないと、ズルズル読まないので)、
これから少しずつ未読の本を読んでいくことにしました。
今ある分は、できれば年内に読んでしまいたいです。

家にはかなりの量の本があり、よく
「iPad持ってるなら、電子書籍で読めば?」
と言われるのですが、私は断然、紙でできた本の質感が好きです。
パラパラとページをめくる感触、
何度も何度も読むことで柔らかくなった紙がしっくりと手に馴染む感じ、
昔読んだときに気に入ったフレーズでもあったのか、端っこが折られているページ、
そういったものを愛しています。

季節も秋になりつつあるので、読書にはもってこいですね。





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by necochan2010 | 2015-09-01 01:06 | 読書感想文 | Comments(0)